集う候補達。

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 数日振りに戻った城は何も変化しておらず、しかしどこか懐かしい感覚がある。それはこの場所を自分の帰るべき場所と――家だと思っているからこそ感じられるものなのだろう。
 馴染んだなぁ、という思いと共に、『真鳥・五月』としての自分が少しずつ『神馬・一』と混ざり合っている事も痛感する。記憶が戻るまではどこか違和感のあったこの世界にここまで順応出来ているのは、過去の記憶によるものが大きいのだろうから。
「とはいえ、ラスニチカはどうやって生活させるんだ? こっちにも黒騎士の噂は届いてたぐらいだし、あのまんま闊歩させる訳にはいかないよな」
「一応、先生が外套か何かを用意するって言ってたよ。それで隠せるものでもないと思うけど、そこはどうにかするって」
 と、そうやって部屋で話をしていると、控えめなノックと共に「……お姉ちゃん」というカイナの声が響いてきた。それにレアリィが答えると、彼女が扉を開く前にそれが引かれ、
「カイナと……誰?」
 小さな彼女と一緒に、明らかに不審者にしか見えない風貌の存在が立っていた。
 黒色のコートを着込み、顔をフードですっぽりと隠してしまっている為、その外見が全く解らない。……というか、レースのカーテン越しに午後の太陽の光が暖かく降り注いでいるこの明るい部屋の中で、フードの奥にある顔が全く見えないのは何かおかしくないだろうか?
 そんな風に思っていると、コートの相手がフードに手を掛け、その顔を露わにした。そこにあったのは人間の顔ではなく、
「ラスニチカ?」
 漆黒の兜が頷き、肯定の意を示す。それに続くように、カイナが俺達を見上げながら、
「……先生が用意してくれたの。魔法で細工がしてあって、除かれても誰だか解らないようにしてあるんだって」
 その言葉に頷くように再びラスニチカがフードを被る。するとその内部は闇へと隠され、そこにある筈の兜は外部から全く見えなくなった。まぁ、流石に指先や足先までは隠せていないが、こうして立っているだけでは中身が鎧であるとは思えない。
「これで試験に臨む訳か」
「……うん」
 小さくカイナが頷き、同じようにラスニチカのフード越しの頭が縦に揺れる。彼はこのまま紫藤さんの紹介を受け、きっとメイドさん達から『コートを一切脱がない人』という認識を受ける事になるのだろう。
 南方では『勇者』であった相手に対する対応としてはかなり悪いものになっている気もするが、だからといって、自立して動くプレートアーマーの存在を驚かずに受け入れろというのも無理な話だ。こうしてラスニチカがコートを着込んでいる以上、彼にはその対応に慣れて貰うしかないだろう。
「ともあれ、残りの魔王候補は二人か。一体どんなヤツが現れるんだろうな。……というか、他の選出者っていうのはどんな人達なんだ?」
 今まで気にしていなかったが、こうして着々と魔王候補が集まっている今、他の選出者がどんな人物なのかは知っておきたかった。
「先生とカイナ、そしてクレアさん以外に選ばれたのは、男性二人です。一人がシャルク・ゲイルさんという魔法使いで、もう一人が草薙・鋼(くさなぎ・こう)さんという剣士の方です。お二人とも、相当の実力者で……」
 と、そう続いていくレアリィの言葉を聞きながら、俺は思わず、
「草薙?」
「はい。草薙さんはこの大陸では珍しい剣の使い手でして……解り易く言ってしまうと、お侍さんみたいな人ですね」
「お侍さん……。となると俺、その人と逢ってるかもしれない」
 言いながら、脳裏に帰りの船で出逢った男性の姿を思い出す。草薙と呼ばれていた彼が腰に刺していた剣は、俺の持つそれよりも長く、細く……それは今にして考えると日本刀に酷似していて、その外見も侍を思わせるものだった。
 そんな俺に、レアリィが驚きを浮かべ、
「一体どこで?」
「帰りの船の中だ。ほら、占いをしてる爺さんに逢ったって話をしただろ? あの時に――」
 草薙という名前の、侍風の人に出逢ってたんだ。そう言い終える前に、外から何やら物音が響いてきて、俺は思わず言葉を止めた。
「――って、一体なんだ?」
 ベッドから腰を上げ、窓の向こうへと視線を向ける。見れば硬く閉ざされていた筈の城門がゆっくりと開かれ、そこに二台の馬車が入ってくるのが見えた。一つは俺達も使用した一般的な大きさのもの。もう一つは少々大型のものだ。それらは共に城の正面玄関前に停車し……そこから降りて来た男性を見たレアリィが、「あの人が草薙さんです」と教えてくれた。
 それは確かに船で出逢った男性だった。そんな彼に続くように現れたのは、白髪を持った老人――俺やアリア達を占ってくれた虎落という占い師だった。どうやらあの爺さんが魔王候補だったらしい。
 その事実に驚いていると、大型の馬車から降りてくる人影が目に入り、
「嘘だろ……。アイツも魔王候補だったのか」
 思わず声が出る。大型の馬車から現れたのは、虎落の占いに対して激昂した大柄な男だったのだ。そしてそれに続くように長い髪を持った美しい女性が降りて来た。どうやら彼女があの男を魔法候補とした選出者なのだろう。



 つまりそう、俺はルビドからの帰りの船の中で、残りの魔王候補と遭遇していたのだ。
 とはいえ、それも一概に偶然とは言い切れないのかもしれなかった。各国からの船が集まるルビド港は昨日まで封鎖されていて、ダイナモへと向かう船も一部足止めを喰らっていたのだ。そして草薙達魔王選出者がこの大陸外で魔王候補を探した場合、寄航する港はこの大陸一の港であるルビド港である可能性が高い。故に、知らず内の遭遇が発生してしまったのだろう。
 全く、世の中何が起きるか解らないもんだ。そう思いつつ、俺はレアリィに「やっぱり逢ってたよ」と告げて苦笑を浮かべた。
 さて、一体どんな顔をして彼等に逢えば良いのやら。
 


 そうして夜。会議などに使われている大部屋にディーシアの大臣達三人、そして先生達魔王候補選出者と、彼女達が選んだ魔王候補が集められた。
 非公式ながらも公式な集まりである為、テオはこの場に参加していない。そしてレアリィも一度は参加を拒否したものの、先生の「私が進行する事になるし、何より彼を選んだのはレアリィだから」という言葉によってこの場への参加が認められていた。
 草薙は俺の存在に酷く驚き、しかし虎落は占いの結果からこの再会を予想していたらしく、
「また逢ったのぅ、若いの」
 と楽しげな笑みをくれた。
 だが、それに黙っていなかったのが筋肉質の大柄な男だ。彼は虎落の存在に散々文句を言い、それをパートナーであろう女性になだめられていた。……しかし、その女性がさっきからチラチラと俺を見てくるのは一体何故なのか。美人で巨乳でスタイルの良い人だが、しかし俺にはレアリィが居る。それに、ぶっちゃけてしまうと俺の中の『美人』は先生が最上位で固定されている。過去からその存在を美しいと思い、現在の俺はそんな先生と仲良くなりたいが為に美術委員になったほどなのだ。それは恋愛感情とは違う、有名人に対する憧れにも似ていて……だからこそ、その順位は揺らがない。
 そんな先生は大臣と俺達の中心に立ち、眼鏡のずれを直してから顔を上げ、
「では、第一回目の会議を始めましょう」
 部屋の中に良く通るその言葉に大臣達が小さく頷き、そしてその内の一人が俺達を順に見てから、
「魔王候補として選ばれた者達よ、ディーシアへようこそ。君達には、後日魔王へと至る為の選定試験に臨んで頂く。しかしそれまでには暫しの時間が必要となる為、それまでは自由にこの国で過ごされると良いだろう」
「だが……既にパートナーである選出者から聞かされているとは思うが、国民はこうして魔王が選ばれている事を知らぬ。故に己の立場を弁えた行動をお願いしたい」
 と、それ以上魔王に対する説明は行われない。俺がレアリィから聞いた『魔王は傀儡である』という話は、やはり秘匿されたまま試験が行われるのだろう。
「次に、順に自己紹介を行って頂こうか。まずは……レアリィ・コースト君。代理とはいえ、君が最も早く候補を選んだ。まずはコースト君の候補から自己紹介をお願いしよう」
「は、はい!」
 緊張と共に答えるレアリィに、同じように俺にも緊張が走る。いや、こうやって自己紹介をする事は予想していたものの、まさか俺が一番最初になるとは思わなかったのだ。
 そんな俺達に先生が小さく苦笑し、
「詳しい経歴は後で書類に纏めるから、今は名前だけの紹介で良いわ」
 その言葉に胸を撫で下ろしつつ、俺達は目配せを行い、頷き合うと、静かに椅子から立ち上がった。そして大臣達へと視線を向け、
「私が補佐致しますのは、彼、真鳥・五月です」
「まどり、です。宜しくお願いします」
 言って、まるで面接に望むかのように深く頭を下げる。恐らく俺が魔王候補の中で一・二を争うほどに異端であり、同時に深く事情を教えられている者でもある。下手に口を開いてボロを出さぬように、そのまま頭を上げて椅子に腰掛け直すと、次の自己紹介を促した。
 そうしてクーさんとアリア、カイナとラスニチカ、と自己紹介が進んで行き、
「自分、草薙・鋼が補佐致しますのは、虎落・薫(もがり・かおる)殿です」
「虎落と申します。こんな年寄りに出来る事は少ないでしょうが、宜しくお願いします」
 続くように、俺の事をチラチラ見ていた女性が、癖のある長く艶やかな髪をふわりと揺らして立ち上がり、
「あたし、シャルク・ゲイルが補佐するのは、このマスト・ミールトよ」
「ガキに女に死に損ないの爺が相手とはな。もう俺様が魔王に決まったようなもんじゃねぇか!」
 そう言って笑い出す大柄の男――ミールトを『確かにこういう奴なら傀儡として扱いやすいんだろうな』と思いながら眺めていると、すぐ隣に立つレアリィが小さな声で、
「……ゲイルさん、男ですからね」
「ま、マジか?」
「――あらレアリィちゃん、聞こえてるわよぉ?」
 びくり、と体が震えるのを感じつつ、レアリィと共にゲイルへと視線を向けると、どうみても二十代半ばの女性にしか見えない彼女――いや、実際には彼だというゲイルが微笑み、
「うふん」
 唐突に放たれた投げキッスを慌てて回避。それに彼は少し残念な表情を浮かべ、
「もう、逃げちゃダーメ」
「や、その、」
「まぁ良いわ。貴方は可愛いから許してあ・げ・る」
 うふ、というハートマーク付きの微笑みと共に視線を戻したゲイルの姿は完全に女性にしか見えず、しかしレアリィがそんな事で嘘を吐く筈が……って、そもそもあの人、レアリィの『男ですからね』の言葉を否定してねぇ!
 つまり本当に男なのか。そう思う視線の先で、しかし事情を知らぬのだろうミールトが俺を睨んできた。……もしかすると、『俺のパートナーに色目使ってんじゃねぇよ』的な事でも思われているのかもしれない。……そういう言い掛かりはマジで勘弁してくれ。一応同性愛に理解はあるが、俺は男に興味は無いんだ。
 と、緊張を一気に吹き飛ばすような状況に襲われつつも、俺は姿勢を正して大臣達に向き直る。対する彼等は改めて俺達を見ると、
「魔女の――そこの彼女の言葉にあったように、君達の詳しい経歴は後で確認させて貰う。だが敢えてこの場で、ただ第一印象だけで判断するなら……」
 そう言いながら大臣が微笑み――しかし、決して笑っていない目が俺を捕らえた。
「真鳥君、君が最も魔王に近しいだろう。どうだねコースト君、パートナーである君もそう思わないかね」
 ……や、やばい、これは俺が内情を知ってるとバレてるのか? いや、或いはカマを掛けているだけなのかもしれないが、しかし俺が他の魔王候補よりも優遇された位置に居るのは確実なのだ。その恩恵としては、イフナの部隊に混じっての訓練や、紫藤さんからの授業などがある。何より俺を選んだレアリィは大臣達から『魔女』と呼ばれた先生の弟子だ。内情を知らせていると勘繰られても仕方が無い。
 取り敢えず無難に返事を――と思ったところで、ミールトの声がきた。
「待てよ! どうして俺様じゃなくてそんなガキが選ばれるんだ!」
「第一印象の話だ。ここでの判断は試験に関係しない。とはいえ、自己主張をはっきりと行えるミールト君の方が魔王に相応しいのかもしれないな。お二人はどう思われますでしょう」
 と、彼は他の大臣に話題を振り、そのままミールトを褒めて……いや、丸め込んでいく。対するミールトも褒めらた事で機嫌を直したのか、満更では無さそうな顔で笑みを浮かべ始めた。
「……扱い慣れてんな」
 小さく、しかし思わず呟いてしまった一言に、俺を君付けで呼んだ大臣の視線が向いた。その目は先ほどと同じように笑っておらず……と、そこで先生が「では、第一回目の会議はこれで終了としましょう」と声を上げくれたお蔭で、どうにか大臣の視線という呪縛から解放され、ほっと一息を吐く。
 そうして俺は、レアリィと共に逃げるように会議室から出たのだった。



「……不味い、大臣達に怪しまれてる気がする」
「みたいだね……」
 レアリィと共に部屋へ戻ってから、揃って溜め息を一つ。
 正直なところ、俺達は今まで迂闊に行動し過ぎていたのかもしれない。というか、俺が考え無しだっただけか。
 そもそもこの世界にやって来た時、俺は右も左も、この世界の常識すらも知らない異邦人だった。にも関わらずディーシア城へと入った当日にカイナと追いかけっこを繰り広げ、城内に居る大半の相手にその顔と姿を把握される事となってしまった。そんな中でメイドさん達へ自己紹介が行われ……その後、俺は兵士見習いとして訓練に参加し始めた。
 ここまでは、『とんだ田舎者が選ばれたものだ』レベルの話で済んだかもしれない。だがしかし、俺はレアリィと共に過去の記憶を取り戻して――古いものとはいえ、この世界の常識や、剣の扱い方を思い出した。
 結果、俺の立ち振舞いは無意識の内に変化し……それが大臣達に違和感として映ったとしてもおかしくない。彼等は魔王を補佐し、同時にこの国の政権を裏から操ってきた者達だ。その観察眼は相当に高いのだろうから。
 そして何より問題なのが、俺の変化が向こうに『魔王の事実の知った為』だと思われている可能性があるという事だ。いや、記憶が戻る前から事実は聞かされていたが、俺はそれに対して改革を望んだり、変化を促したいなどとは思っていない。しかし、それを明言する事は出来ない為、向こうの勘違いによって早々に候補から外されてしまう可能性があった。
 不味い。今は魔王候補であるからこの城に――レアリィの部屋で生活出来ているが、その立場が無くなれば城に留まれなくなる。だが、俺はまだ城を出てからの住居や仕事を全く探していないのだ。
 頭から『魔王になれない』と決め付けて行動するのも駄目だとは思うものの、けれどその可能性が高いのも確かであって、
「これ以上怪しまれないようにしつつ、候補から落ちた時の事も考えていかないとだな……」
「私は五月に魔王様になって貰いたいけど……でも、うん、確かにそうだね。最悪も考えて行動しないと」
「まずは仕事だよなぁ……。このまま兵士見習いから兵士に昇格出来れば、結構楽な気はするんだけど……」
 過去の俺はそうやって生計を立てていたのだ。なので兵士という職業に対してわだかまりは無い。そう思う俺に、レアリィが小さく微笑み、
「もし兵士になれたら、このまま城で暮らせるんだけどね。今まで通り、部屋はここを使えば良いんだし」
「となると、後は俺が鍛練を積めば良いだけか」
 日々訓練に参加しているお蔭で、『向こう側』で暢気に学生をやっていた頃とは比べ物にならないほど体は鍛えられている。しかし、現役の兵士と比べればまだまだ一般人レベルに過ぎない。
「まぁ、試験までは一年近くあるんだし……」
 それまでにはなんとか、とそう言葉を続けたところで、レアリィが小さく首を振り、
「実はね、試験の日程が半年以上早まるかもしれないの」
「……マジで?」
「うん……。今回は数ヶ月で魔王候補が全員揃ったから、試験の日程を前倒すかもしれないっていう話が出てて。それでも、あと二ヶ月以上ぐらいは時間を取るみたいだけど……」
「一年後、ってのは無くなった訳か」
 やられたぜ……。思わずそう呟きながらベッドに倒れ込む。つまりそれは俺の今後も前倒しで考えていかねばならないという事で、正直気が滅入ってしまう。解ってはいたものの、どこか心の中で『このままの生活が続く筈』という甘えがあったのだろう。
 どうにかせねば。そう思いながら、しかし俺は逃げるように目を閉じ……ふと、今更な疑問を感じて、同じように横になったレアリィへ視線を向け、
「……なぁレアリィ。今のディーシアには魔王が不在なのに、どうして魔王候補選出に一年も取ってあったんだ?」
「そういえば、その話はした事が無かったね」
「この城も城下街も、魔王不在による混乱が殆ど無いからさ。忘れてたよ」
 確かにそうだね、とレアリィは苦笑し、そして表情を改めると、 
「昔は、魔王様が亡くなる前から魔王候補を用意していたらしいの。でも、時代の変化と共に『魔王』という存在が『居て当たり前』になって、国民から支持されなくなってきて……今では魔王様が居ても居なくても解らない状態になってるの」
 魔王が傀儡となった事で、どうしても人前に出る機会が減った。その為、国民の意識は自国の王から離れていき、しかし大臣達によって政が執り行われていた為に、然したる混乱も無く今日までこの国は続いて来たのだろう。
「でも、流石に不在のままだと不味いから、外交上顔を出さざるを得ない時期まで時間を見て……それで一年半っていう時間が決まったみたい」
「つまりそれは、一年以上魔王が不在でも問題無いって事か?」
「そういう訳じゃなくて、一応代理は立ててあるの。当然、この数ヶ月の間にもね。でも、城の中でも内情を知らない人が多いから、やっぱり新しい魔王様が必要になる」
 だからこうして魔王候補が集められた、という事か。
「けど、事情を知られたら不味いのに、どうして国外から候補を選ぶんだ?」
「例え露見しても黙殺出来るっていうのもあるみたいだけど……やっぱり、何も知らない人の方が操り易いからだと思う。何かあった時、すぐに切り捨てる事も出来るし」
「そうやって、この国は新しい『魔王』を選び続けてきた訳か」
 だがそれは、酷く効率の悪い事のように思える。
 それでもその体制を変えられないのは、魔王を操る大臣達が、誰よりも『魔王』という存在を信じているからなのかもしれない。そんな事を思った。





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