赤い鎖

――――――――――――――――――――――――――――


 もう三十分ぐらいは経っただろうか。
 なんだか時間の感覚が希薄だ。私はそんな事を思いながら、
「ん……。だいぶ楽になってきた、かな……」
「そか。でも、もう少し休んでろ。無理に動くと体に悪いからな」
「解ってるわよ」
「なら良し」
 頷く夜城から視線を逸らし、出来るだけ彼へと口臭が向かわないようにしながら、私は数メートル先にある部屋の入り口へと視線を向けた。
 今のところ、階段の下から上がってくる影も無ければ、部屋の入り口からやってくる人もない。
 この洞窟に二人きり――そんな想像まで浮かぶ。それほどまでに、洞窟の中は静かだった。
 それでも、階段の下から、あの惨状を作り出した人物がここに戻ってくる可能性もあった。
 けれど、
「さっきの部屋、出口の所に寄りかかるようにして死んでる奴が居たんだよ。なんつーかな、その先にある通路へと進めないように、見えない壁が張ってあるような感じで」
 という夜城の言葉から、階下の部屋の出口には結界が張ってある事が解った。
 相当厳重なものだったのだろう。術者が死んでもその効果が薄れないんだから。そして、その結界が残っているという事は、殺人鬼はその先に進んでいないという事になる。彼が見た限り、そこ以外の出口は無かったらしい。
 つまり、元来た道を――ここにある階段を戻るしかない以上、またここに戻ってくる事は無い。
 私達はそう信じた。
 そうして三十分。誰も通る事も無く今に至るのだ。
 でも、疑問が残る。
 それは、階段の途中に張ってあった結界だ。あれも階下にあったものと同様の強度を持っていたに違いない。その結界を壊したというのに、何故殺人鬼は出口の結界も壊さなかったのだろうか。
 そして何故、階段の結界を完全に破らず、中途半端なままで残しておいたのか。
 他にも疑問はある。けれど、そんな事はもうどうでも良かった。
 残酷かもしれないけれど、自分達は助かった。私はそれだけで十分だった。
「ねぇ、白先輩達は大丈夫かな?」
 ぽつりと、気になった事を夜城に聞く。
 会話が無いのが辛い。静かな空間はそれだけで不安と焦りと恐怖を呼んだ。
 繋いだ手の先にあるものしか、今の私には信じられなくなっていた。
「大丈夫だろ。あの人達は俺達よりも先に出口に向かったんだ。襲われる事はまず無い」
「そうだよね……」
 あんな惨い惨状を見たあとだからだろうか。それでもまだ不安があった。
 だから一刻も早くここから出て、先輩達の安否を確かめたくなる。それに、この場所に留まり続けていたって、事態は好転してくれない。
 私は、ゆっくりと立ちあがった。繋いだ手の先に居る彼も一緒に立ち上がり、
「大丈夫か?」
「なんとか……」
 まだ気持ち悪さがあるけど、吐き気はどうにか治まっていた
「行こう。早くここから出て、先輩達に逢いたい」
「解った。でも、無理はするなよ?」
「うん」
 頷いて答え……そして私達はゆっくりと、元来た道を歩き出した。

■  
 
 夜城の背中を見ながら、私はゆっくりと洞窟の中を戻って行く。
 二人とも完全に道を覚えている訳じゃなく、途中迷ったりしたけれど、なんとか先輩達と別れたあの広場にまで辿り着いた。
 繋いでいた手を離し、水飲み場へ向かう。顔を洗って口をゆすいで水を飲んで……
「……ふぅ」
 やっと顔を洗う事が出来た。
「大丈夫か?」
「うん、大丈夫」
 やっと落ち着いて、私は笑顔で夜城を見る事が出来たのだった。
「なら良かった。んじゃ俺は出口を確かめてくるよ」
「あ、私も行くよ」
 慌てて言うと、彼は私を諭すように、
「いや、朱依はここで休んでてくれ。まだ本調子じゃないだろ?」
「そう、だけど……」
「確認したらすぐ戻ってくる。だから心配すんな」
「むぅー……解った」
「ん、よろしい」
 笑って言うと、彼は私達が出逢い、歩いてきた道へと走っていった。
 そうして、一人残される。
 水飲み場があるから、この場所は全くの無音という訳じゃない。それに、出口が近いと解っているから、そこまで不安は感じていなかった。それでも、ずっと一緒だった夜城が居なくなってしまったからか、取り残されてしまったかのような強い淋しさを感じる。
「無理を言ってでも、一緒に行けば良かった……」
 呟く声も、空しく響いていく。
 それに耐えるように、私は壁に寄り掛かるように腰掛けると、そのまま目を閉じた。

■ 

 足音が聞こえる。
 少し眠ってしまったんだろうか。意識がはっきりとしない。
「ん……藍貴?」
 下がっていた頭を上げて、足音の正体を確認しようとした瞬間、
「――ッ!」
 私は顔を殴られていた。




 仮面の男と戦い、空と出逢い、そして彼女と協力関係を結ぶ事になった道を、俺は一人で走っていく。
 たった数時間前の事なのに、遠く昔の事のように感じられた。
「あんなものを見ちまえばな……」
 階段を下りた先に拡がっていた、あの惨状。
 はっきり確認した訳では無いが……殆どの死体が、動脈を斬られての大量出血か、背中から臓器ごと一突きにされていた。
「抵抗なんて、出来ないだろうな」
 ここは戦場じゃない。目の前でどんどんと人が殺されて行く中で、冷静に対処し、反撃に移れる方がどうかしてる。
 そして、それだけの事をやってのけた奴も異常だ。
「……」
 思い出す。
 あの中に、見覚えのある顔が居たようには思えなかった。
 でも、居なかったと断言は出来ない。
「畜生……」
 呟き、奥歯を噛み締める。
 けれど、もしその場に自分が居たとしても、恐らく何も出来なかっただろう。教師達や先輩達をも殺す事が出来た殺人鬼に、俺の力が敵う訳が無いだろうから。
 だから、尚更に悔しさが増す。どうにもならないと解っていても、高まる気持ちを抑える事は出来なかった。
 でも……それでも、空は護れた。
 そしてもう少しで、彼女を護り切る事が出来る。
 本来ならば空と一緒に出口に向かった方が早い。けれど、殺人鬼対策の為、この先の出口が今も使えるかどうかは解らない。もし出口が使えなくなっていた場合、空の不安や疲れを煽るだけになってしまう。
 そしてもし何かがあった時――というより、まだ殺人鬼が一階に居る可能性は高い。その時に咄嗟に動けなければ意味がなく、だから俺は彼女を休ませる事にしたのだ。
 一緒に、生きてこの場所から出る為に。
「……早く戻ってやらないと」
 まだ出逢って一日も経っていないのに、確実に惹かれている少女の事を想う。
 一瞬、頭に『吊り橋効果』という単語が浮かんだが、すぐにそれを否定した。俺達が見たのは、そんな生易しいものじゃなかったからだ。 
 つまり、この想いは紛れも無い本物の筈だ。
 ならば、早く空の元へと戻り、自分の想いを再確認しよう。そう思いながら、俺は走るスピードを上げ、
「ん……?」
 前方に倒れている人影が見えた。
 嫌な予感がする。
 それに後押しされるように俺は走るスピードを上げ――そして、制服を赤く染めたその人影へと近寄り、その顔を確認した。
「――何でだよ!!」
 俺達を探してくれている筈の白先輩達が――生きている筈の人が、そこで死んでいた。
 この場所で死んでいるという事は、俺達と別れた直後に殺された事になる。けれど、この道には分かれ道などなく、殺人鬼が隠れる場所など――
「――ッ」
 首を振り、思考を飛ばす。解らない事を考えていても意味が無い。俺は先輩達の死体へと近付き、抱き合うように倒れている二人の外傷を確認する。
 白先輩が背中から一突き。紅露先輩が頚動脈を切られている。つまり、階段の下にあった死体と、その殺され方が酷く似ていた。 
 俺は二人の側で両手を合わせると、静かに黙祷する。
「……」
 悲しみと、それに勝る怒りがあった。
 A科の先輩達だったとはいえ、B科である俺の事を理解しようとしてくれる人達だった。最初にあったわだかまりも話している内に消えていて、いつの間にか俺の話もちゃんと聞いてくれていたのだ。
 空と共に指輪を持ち帰ると約束した時には、驚きながらも「頑張って」と笑顔で応援もしてくれた。
 A科にも良い先輩が居ると、そう思わせてくれた二人だった。
 それなのに。
「……」
 無言で立ち尽くす。
 二階にあった死体を見た時には、その状況から上手く湧かなかった感情が、一気に噴き出すのを感じる。
 そしてそれは目元に熱を生み出し――
「……俺、泣いてるのか」
 服の袖で乱暴に目元を拭う。人生観を変えるかもしれない――いや、確実に変えてくれた恩人でもある先輩達を前に、俺はただ怒りと悲しみに震えるしかない。彼女達と話す事が無かったら、ここまですんなりと空の事を好きになる事すら出来なかっただろう。
 A科とB科はいがみ合っている。まるで呪いのようなその伝統に、俺は半ば囚われていたのだから。
 ――そんな時だ。
「いやぁーッ!!」
「ッ!?」
 遠くから、しかし確実に、女の叫び声が耳に届いた。
 俺は先輩達に深く一礼すると、決意と共に頭を上げ、
「先輩達の仇は、俺が必ず……!」
 告げると同時、俺は踵を返し、全力を持って走り出した。
 頭に浮かぶ、最悪の事態から空を救う為に。
 



 空が眠りに就いた時、広場に二人の青年が入ってきた。
 二人はB科で、この洞窟内の避難命令を知らない者達の一人でもあった。
 この広場に辿り着くまでに、彼等には疲れと苛立ちが溜まっていた。何故なら、見付けた三つの階段全てに結界が張られていたからである。しかしそれが、侵入者の立ち入りを禁止するものだと彼等は知らない。
 彼等の疲れと苛立ちは、そうやって積み重なっていた。
 そして、やっと辿り着いたこの広場にも階段は無い。その事実に彼等の鬱憤は限界に達し、『何かに当り散らして、この怒りを発散させよう』という考えが生まれた。
 彼等は広場を見回す。
 あるのは大きな岩と、水飲み場と、一人の少女だった。
 その少女は疲れて眠っているのか、自分達がここに現れた事に気付いていない。
 これはチャンスだと、彼等はそう判断した。
「杖を持ってるのを見る限り、あの女はAだ。だからよ、俺達の手でいけ好かないA科様に制裁を加えてやろう」
「ああ、いいなそれ。でも、どーすんだ?」
「決まってんだろ。犯るんだよ。今まで殆ど誰にも逢って無いんだ。視界塞いじまえばバレないだろ」
「へへ、賛成賛成」
 そうして彼等は彼女に近づき、その顔を殴り付けた。
 殴られた衝撃で倒れた空に彼等の一人が馬なりになり、その制服に手を掛け、ブレザーのボタンを引き千切った。
 その行為に抵抗し、暴れながら喚き散らす空の両腕を彼は力任せに押さえ付け、白いシャツのボタンをブレザーと同様に引き千切り、その胸元をはだけさせた。
 露になった薄桃色の下着に、彼はその興奮を高めていく。
 その背後、暴れる両足を押さえながらスカートに手を伸ばしている友人と笑い合い、泣き叫ぶ空の下着へと手を伸ばし、
「――」
 存在せぬ風の音を、彼等は聞いた。




 突然襲われ、無理矢理犯されようとしていた私の前に、
「――」
『彼』が、現れた。
 



 一つ、昔話をしよう。
 これは、空がまだ十歳だった頃の話。
 その日、彼女は学校で『使い魔』というものを学んだ。

 使い魔というのは、召喚術の一つである。
 まず召喚術というのは、人に限らず、他世界に存在する様々なものを召喚する魔法の事を指す。
 対し使い魔というのは、別世界の住人だけを召喚し、一時的な協力を仰ぐ魔法の事を指す。だが、便宜上使い魔という名で呼ばれているが、そこに主従関係が発生する訳ではない。様々な世界の、様々な知識を持つ彼等と協力関係を結ぶ事によって、互いに有益になる情報を交換し合うのである。
 例えば戦闘を求める者が居れば共に戦う事も出来、学問を求める者が居れば共に勉学に励む事も出来るのだ。
 しかし、そんな彼等を呼び出すには膨大な魔力を必要とする。
『世界』と『世界』。本来ならば永遠に交わらない平行線のような存在であるそれらを、魔法によって無理矢理繋げ、門を開き、呼び出すからである。
 よって大概の魔法使いは、この世界との共通点が多く、繋がり易い世界の住人である、知性ある猫や犬などを呼び出すのが限度だった。
 だが、飛び抜けて魔力の高い者や、世界を繋ぐ才能がある者、更に複数の魔法使いが同時に使い魔の召喚を行った場合などには、繋がり難い世界の存在を呼び出す事も出来る。そして、運とタイミングと高い魔力があれば、天使や悪魔といった、本来この世界には存在しない筈の者達ですら呼び出す事が可能だといわれていた。
 とはいっても、そういった者達は協力を仰ぐ事が困難である場合が多い為、必然的に繋がり易い世界から使い魔を召喚するのが現状だった。
 更に、こちらの世界から他の世界へと召喚されて行く者も時たま存在する。
 その為、一度使い魔として召喚する事が出来た世界、或いは召喚された世界とは協力関係を結び、用件が済み次第また元の世界に送って貰うというのが、使い魔召喚における古くからのルールとなっていた。中には呼び出された世界が気に入り、そのまま永住してしまう者も居るが……それはまた別の話だ。
 そんな使い魔を、空は自分の力で召喚したいと考えた。
 だが、その頃の魔力では、どう頑張っても使い魔を召喚する事は出来ず、彼女は両親の手伝いの元で使い魔の召喚を行う事にした。
 呼び出す対象は、過去に両親がお世話になったという知性ある白猫。
 一度呼び出した事のある対象であり、この世界、そして空の両親との繋がりがある為、召喚はさほど困難ではないと予想出来た。そして成長した両親と、呼び出した空を見て驚いて貰おう。
 そんな事を話しながら、空は両親と共に準備を進めていった。
「どんな猫が来るんだろう……」
 まだ見ぬ世界の住人に、期待と不安を膨らませながら。
 そうして順調に準備が整い、ついに使い魔を召喚する日がやって来た。
 家の庭に両親と共に立った空は、不安と緊張に少し声を震わせながらも、順調に呪文を唱え始めた。足りない分の魔力は、見守るように立つ両親に負担して貰いながら。
 そんな彼女の一生懸命さが伝わったのか、魔法は失敗する事無く完成し、一発で世界が繋がり――
「――え?」
 空は、あるものを召喚した。
 それは、人間の姿をしていた。
 性別は男。背は空よりもずっと高く、見た事の無い服を着ている。黒い髪を持ったその顔はまだ若く、何が起こったのか理解していないように、驚きの色に染まっていた。
 どう見ても猫ではない。ずっと猫が出てくるとばかり思っていた空には、何が起こったかを上手く把握する事が出来なかった。
 だから彼女は、強く握っていた杖を胸の前で抱き、無意識に問い掛けを放っていた。 
「貴方は誰?」
 その人物は空に気付くと、微笑みとも悲しみとも取れる表情を彼女に向け、
「さぁな。俺にも解らん」 
 答えた口調がとても淋しげで、悲しげで。何か大切なものを失ってしまったかのようで。
 自分が解らないという事は、記憶喪失か何かなのだろうかと、空は幼子心に思った。
 だから、彼女は一つの提案をした。
 使い魔とは協力関係を結ぶ……その事を思い出しながら、
「だったら、私の家で一緒に暮らしませんか? そうすれば……」
 そんな悲しそうな眼をしなくても良い日が来る筈だから。
 そう続く筈の言葉は、小さく首を横に振った男によって遮られた。
「ありがとう。でも、お嬢さんに迷惑は掛けられない」
 悲しそうな眼で言って、彼は空の前から姿を消した。
 その後、男の姿を無言で見送った空に、両親は、何故彼を呼び出す事が出来たのか、と問い掛けた。しかし、猫以外を呼び出そうとは考えていなかった彼女にも、その理由は解らなかった
 結局この事は単なる召喚ミスとして終わり、両親は姿を消した男の事を警察に報告しに行った。
 もし男がどこかで何かをし、警察に捕まったとしても、そこから彼が召喚された存在だという事が解るからである。

 そして数日後。
 空は自分が召喚した者が、他世界の殺人鬼だと知らされる。
 そんな危険極まりない存在を召喚し、それを逃したという事実から、彼女は弁明の余地無しで牢獄へと入れられた。
 しかし、十歳の少女が牢獄に入れられるという事態はこの世界でも異常な事だ。更には召喚ミスだったのにも拘らず、裁判も何も行われないままに牢獄に入れられていた。その事実は問題となり、人々は国の判断を批難した。
 だが、そんなものは牢の中に居る空には関係の無い事だった。
 実感が伴わず、心が何処かに飛んでしまっている感覚。何故自分がこんな場所に居るのか、上手く理解出来ない。
 ただ一つ思うのは、あの悲しい目をした男が、人を殺すような人物には見えなかったという事だけ。
 薄暗い牢獄の中、空は心を閉ざした。
 しかし、長く長く続く筈だった獄中生活は、一ヶ月を経過したところで突然終わりを告げた。
 男が自主したのである。
 本来ならばそれだけで空の拘束が解かれる筈は無いのだが、召喚ミスであるという事実がやっと受け入れられ、牢から出る事を許されたのだ。
 そして、本人であるかどうかの確認の時に現れた男の顔は、やはり悲しそうな色に満ちていた。
 牢獄から出るには「この人です」と言うしかなかった空に、男は、
「すまなかったな、お嬢さん」
 初めて逢った時と同じような、淋しげで悲しそうな眼を持って謝ったのだった。
 その後、男は元居た世界に強制送還されたらしいと、空は両親から聞く事になる。
 らしいというのは、詳しい話を教えてもらう事が出来なかったからだ。だから空は、実際に男がどうなったかを知らなかった。
 知りたいという気持ちは強かったが、どうする事も出来なかった。

 そんな一連の出来事のあと、空と両親は何度かの引越しを繰り返した。
 両親が気を利かせ、『空が殺人鬼を召喚した』という事実を誰も知る事が無い土地を探してくれたのだ。
 そして空はその中でゆっくりと心を癒し、然したる虐めや迫害を受ける事無く成長していく。
 同時に、辛かった獄中の記憶と共に、男に関する記憶を心の一番深い所へと封印していった。

 そう、空は忘れていたのだ。 
 八年後のこの日。
 表情を持たない仮面の下の、あの淋しげで悲しそうな眼を見るまでは。





「久しぶりだな。お嬢さん」






――――――――――――――――――――――――――――
■次

■戻る

――――――――――――――――――――――――――――
■目次

■top