■輿水さっちゃん。
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 おやおやどうしましたプロデューサーさん。カワイイボクに見とれちゃいましたか? 見とれちゃいましたか? ふふっ、全くボクも罪作りな女の子ですね!
 けど、それを見透かされても恥ずかしがる必要はありませんよ。だってボクはカワイイんですから! でも忘れないで下さいね。貴方はボクのプロデューサーで、ファンの皆とは違う特別な存在なんです。何せ、こんなにも近くでボクのカワイさを感じられるんですから。貴方はその価値をもっと自覚するべきです。
 だから――そう、貴方はもっと知らないと。何って、ボクのカワイさに決まっているじゃないですか。今でも十分伝わっているのは解っていますけど、ボクをトップアイドルに導く為にはまだまだ足りないと思いますからね。プロデューサーさんにはもっとボクのコトを知って、誰よりもボクのカワイさを理解して貰わないと。
 なので今日は、ボクのコトを全部知って貰おうと思います。その意味と価値、良く理解してくださいね?
  ……おやおや、期待しちゃいましたか? 顔が真っ赤ですよ? ふふっ、プロデューサーさんもカワイイですね――

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